当クリニックで行う麻酔は、無痛であること、かつ、麻酔薬の影響を残さず手術直後にスッキリすること、を原則としています。この2つの原則を同時に実現するには、鎮痛と鎮静のバランスが重要で、麻酔の知識と技術、経験を要します。当院では、静脈麻酔(点滴薬で眠っている状態)と局所麻酔(傍頸管ブロック)をバランス良く融合させたハイブリッド方式で行っています。ブロック注射は点滴で眠っている間に行うので、全く痛くありません。傍頸管ブロックで手術の痛みはなくなるので、静脈麻酔薬はごく少量のみしか使用せず、手術が終わった直後にスッキリ目覚め、歩行も可能です。
基礎疾患、アレルギー、高度肥満などの理由で静脈麻酔にリスクのある方、さらに、静脈麻酔で眠ることに不安のある方は、意識がある(目覚めている)状態のまま、腟側からの局所麻酔(傍頸管ブロック)のみでの手術も可能です。この場合も、事前に表面麻酔をした上で、細い針を用いてブロック注射をしますので、痛みの心配はありません。音楽を流し、会話をしながら、緊張が少しでもほぐれるよう心がけています。
事前の子宮頸管拡張(前日または当日の早い時間に子宮の入り口へ細い器具を挿入して拡げる処置)は原則的に行っておりませんが、10週以降や診察時の状態により必要と判断される場合もあります。